鹿児島の郷土料理「とんこつ」※ラーメンじゃなくて角煮!

六白黒豚 ナンコツ盛り付け 郷土料理

六白黒豚 なんこつ

鹿児島の郷土料理「とんこつ」を召し上がったことがありますか?

一般的には「とんこつ」というとラーメンスープと間違われそうですが、鹿児島の「とんこつ」はいわゆる「豚の角煮」の部類にはいります。

鹿児島独特の味わいがあるんです。

 

鹿児島の郷土料理の代表格・「とんこつ」!

「とんこつ」とは?

鹿児島の「とんこつ」は黒豚のアバラ肉を黒砂糖や醤油・みそなどで煮込んだものです。
トロトロに煮込むもので、口当たりも肉とは思えないくらい柔らかくなるのです。

意外にも…

鹿児島は戦国時代から豚を食用していました。薩摩藩の武士は栄養補給のために戦場に豚を連れて行っていたのです。

そうです、とんこつ料理は武士が作ったものといわれています。

由来は豪快なのに、味わいは繊細なところが興味深いですよね。

 

とんこつの栄養価

頑強な薩摩藩士の体を作った薩摩黒豚には大きく次の2つの栄養が含まれています。

ビタミンB1、B2

豚肉に含まれるビタミンB1は疲労回復に効果があり、ビタミンB2には皮膚や髪の毛・爪の再生を補佐する働きがあります。また粘膜を健康的に維持します。

B1もB2も、糖質・たんぱく質・脂質をエネルギーに変える働きがあります。

コラーゲン

コラーゲンは人間の体の組織を作っている物質です。豚肉にはそのコラーゲンがたっぷり含まれています。

美肌効果が期待できることで有名ですが、骨に注目すると、1/4がコラーゲンでできています。また骨の基本的な物質の場合は9割以上がコラーゲンなのです。

身体は屈強、そして疲れ知らず…

豚骨は薩摩武士のパワーの源なのですね!

 

とんこつ料理のお店

鹿児島の豚骨料理のお店はたくさんありますのでいくつかご紹介します。

さつま路

鹿児島の郷土料理のお店といえば「さつま路」を挙げる方は多いと思います。

「さつま路」は1959年に創業。

コース料理も一品料理も充実しています。

吾愛人

「わかな」と読みます。西郷隆盛の言葉「敬天愛人」が由来です。鹿児島にゆかりのある文学者・椋鳩十氏が命名しました。

「郷土料理ご膳」には豚骨を含む郷土料理が勢ぞろいです。

熊襲亭

伝統的薩摩料理ならこちら。

県内外からお客さんがいらっしゃる有名店です。

箸がスッとはいるくらいやわらかく煮込んだ豚骨は絶品です。

 

「とんこつ」を作ってみよう!

とんこつは家庭でも作れます!

鹿児島ではそれぞれの家庭で豚骨を作っていました。

思っているより簡単なんですよ。

材料

  • 豚骨(スペアリブorあばら骨)…1kg
  • 黒砂糖…50G
  • 醤油…150cc
  • 酒…100cc
  • しょうが…1かけ
  • 水…材料がかぶるくらい

作り方

肉を茹でる

ここが一番肝心です。鍋に肉を入れ、ひたひたの水を入れ、中火でアクをとりながら1時間くらい茹でます。

強火だと肉が固くなりますので中火で!

味付け

黒砂糖、醤油を鍋に入れてさらに落し蓋をして煮込む。

だいたい20分前後でできあがり!

ぜひご家庭でも手作りして、薩摩の味をご賞味ください♪

ご飯に乗せても美味しい!

甘辛い味付けに食べごたえのあるとんこつはご飯との相性も抜群!

アツアツのご飯を丼に盛って豪快にとんこつを乗せれば箸が止まりません!!

六白黒豚 ナンコツ盛り付け

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