しょうがってどんな食べ物？

しょうがって何科の植物？

突然ですが、しょうがは何科の植物だと思いますか？

実はしょうがはショウガ科。ショウガ科には他にミョウガ、ウコンなどがあります。

いずれも料理の薬味として欠かせないですよね。

しょうがはインド・マレーシアなどの南アジアで紀元前500年くらいから使われていました。

今では世界中で使われています。

そんなしょうがの魅力を今一度紐解いてみたいと思います。

しょうがと言えば、すぐに「ダイエット」と反射的に思い浮かぶ方も多いことと思います。

実際、世の中に「しょうがダイエット」と題して色々なダイエット法があります。

上手に利用すれば本当に効果が表れてます。なぜしょうがでダイエットできるのでしょうか。

しょうがの辛味成分であるジルゲロールには、血管を拡張させ、血行を促す作用があります。

つまり血行がよくなるということは代謝もよくなる、そしてダイエットに効果が期待できるというわけですね。

ショウガにはダイエットだけではなく、健康にもいいんです。

風邪薬の葛根湯にしょうがが含まれていることはご存じですか？

葛根湯にはエキスとして使われていますがしょうがには発汗作用、鎮咳作用があり、風邪の諸症状を緩和する働きがあります。

また、漢方ではしょうがを乾燥させたものも使われています。

しょうがを乾燥させると水分が抜け、ジンゲロールがショウガオールという成分に変わります。

ジンゲオールは腰痛や四肢の冷痛などに効きます。

昔の人も、風邪の引きはじめにはよくしょうが湯が飲まれていました。

昔の人はジンゲロールもショウガオールも知らなかったわけですから、先人の生活の知恵には驚くばかりです。

作物には旬というものがあります。

しょうがも同じです。スーパーには一年中出回っていますが、しょうがの旬はいつだと思いますか？

しょうがの旬は夏です。

東京中央卸売市場におけるしょうがの月別入荷量では7月が最大、続いて8月、6月がベスト3です。

旬の野菜のいいところは、「値段が安く」「出回る量が多く」「栄養価が高い」この3点。食欲が落ちがちな夏場、料理にしょうがを使うことで、夏バテ防止にもなりますね！

しょうがの全国の生産量ベスト3(平成22年度)は

1.高知県

2.千葉県

3.熊本県

です。

しょうがは原産地が南アジアなので、やはり温暖な気候の地域での栽培が適しているんですね！

このようにいいところづくしのしょうがですが、1つだけ注意することがあります。

それは

「摂り過ぎないこと」

ジンゲロールは胃腸を刺激しますから、消化器官が弱い人はちょっと気をつけてください。

いかがですか？早速今日から、しょうがで健康的な食生活を始めてみましょう！