豚肉の種類とブランドについて
「豚肉」と一言で言っても、その種類は様々、代表的なブランド豚をご存知でしょうか。
豚肉は種類によって大きさや毛の色が異なり、肉の味にも特徴が分かれています。
豚肉を数種掛け合わせることによって、ブランド豚を生み出しています。
西洋の豚肉の品種
豚はイノシシ科の野生の動物を家畜化したものであり、交配や飼育法によって食用化を進めました。
豚肉にはいくつかの種類があり、ヨークシャー種やバークシャー種などと呼ばれ分類されています。
西洋ではアメリカやイギリス、デンマーク原産の豚肉が代表的です。
中国の豚肉の品種
中国の豚の品種にも代表的なものがあり、金華豚、梅山豚、北京黒豚などがあります。
特に「金華豚」は、世界三大ハムのひとつ「金華ハム」の原料となる品種です。
日本でも金華豚から改良を加え、「富士金華」というブランド豚を作り出しています。
有名な品種から生まれるブランド豚
バークシャー種は黒色種の小型の豚で、肉に締まりがあり、キメが細かい赤みが特徴です。
バークシャー種は日本では「黒豚」と呼ばれ、鹿児島産の豚肉などが有名です。
他にも、スペイン産の高級豚であるイベリコ豚も、このバークシャー種に当たります。
豚肉の国産ブランド
牛肉のようにメジャーな国産ブランドは少ない豚肉ですが、各地にてブランド豚は育まれています。
ブランド豚は銘柄豚とも呼ばれ、日本には300~400程の銘柄が存在しています。
品種にこだわり、飼育法や飼料、環境を工夫することで、様々なブランド豚が登場しています。
有名なものでは、豚の飼育が盛んな愛知県産の「みかわ豚」や「尾州豚」など。
みかわ豚とは もち豚としても人気!
あま味と旨味から人気となった、岩手産のプラチナポークとも呼ばれる「白金豚」も有名です。
他にも東京産の「TOKYO X」や沖縄産「アグー豚」など、様々なブランド豚が存在しています。
ユニークなブランド豚
独自の飼料を与え、オリジナルのブランド豚を育てるという飼育法から生まれた豚もいます。
新しいブランドを確立しつつある豚肉も、これからを代表する豚肉となるかもしれません。
山梨産のワイン豚
山梨県では豚にワインを与え、飼育するという方法が研究され、実際に生産されています。
飼料と豚用のワインを与えることによって体質改善を行い、健康的な豚を飼育しています。
ワインのアルコールによって臭みが消え、風味の良い肉質を作り出すことに成功しました。
ハーブ豚
日本全国にて飼育が行われている、4種のハーブを飼料に混ぜて育てた豚です。
抗酸化作用のあるシナモンやジンジャー、ナツメグ、オレガノをブレンドした飼料を与えます。
ハーブの効能により肉の臭みやクセをおさえ、風味をよくする効果があります。
また、肉が柔らかくなり、長持ちするというメリットも得られます。
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