発達した生姜商品

一匙のしょうが しょうがの豆知識

生姜の効能と、それを生かした商品

生姜を活かした商品はジンジャーエールはじめ古くから日常に存在します。

生姜糖、葛湯、冷やし飴(飴湯)、生姜茶(センガンチャ)などの材料として、またヨーロッパではジンジャークッキー、ジンジャーブレッドなどの焼き菓子での活用もあります。

日本では、コンビニエンスストアでも生姜入りはちみつホットドリンクなどが日常でも目にするようになりました。

特に近年その効用を生かして開発された商品を紹介いたします。

「温める」を活かした美容商品

たとえば、生姜配合保湿クリームです。

「冷え性」対策として、しょうがの成分ジンゲロール配合のクリームが販売されています。

血行が良くなり、むくみ改善の効果があるとされています。

価格もそれほど高くなく、自然由来成分という感覚が好評で、お年寄りの方によく売れているようです。

入浴用化粧品

いわゆる入浴剤。

お風呂に入れて「体の芯から温まる」ことをうたっています。

こちらも天然由来の成分という聞こえがよく、介護施設やホテルなどの温浴施設に導入されています。

「新しい食べ方」を提案する商品

炊き込みご飯の元に生姜をふんだんに配合した「生姜ご飯の素」などが販売がされています。

体を温かくするということと、防腐効果、殺菌効果をうたっています。

インフルエンザやノロウイルスが流行する冬の時期などにはPR効果が高いようです。

生姜は灰分(銅、リンが特に豊富)やビタミン類(ナイアシン、B6、葉酸が豊富)も含まれているので、高齢者の食事としても非常に人気があります。

生姜リキュール

生姜の香りは温かみもありますが、ハーブ類のように癒しの作用も持っています。

高知県の酒造会社では、地元特産の生姜からエキスを抽出し、自社の焼酎とブレンドした「生姜リキュール」を販売しております。

まさに生姜の香りですが、非常に心地よい香りです。

ロックや水割りもできますが、お好みのビールで割って、お手製ジンジャーエールを作ることも、各種カクテルに応用することも可能です。

今回ご紹介した加工品は「食べる(飲む)」「美容・健康」を主体とした効果が高いものでしたが、生姜は消臭や防腐といった効果があります。

お刺身にもおろし生姜が使われますが、肉のさしみやごく一部の魚に使われるのみです。

今後の使われ方として、魚ならブリやカンパチなど大型の青魚に生姜を合わせたり、香りの強い西洋野菜を使ったサラダのドレッシングにも生姜の成分が使われていくのではないでしょうか。

もちろん、消臭やハウスダスト対策にも開発が進んでいくと思われます。

粉末での販売

ジンゲロールを特に前面に押し出して、体を温め、万病対策に効果があるということで「粉末生姜」の販売が行われています。

お湯に溶かせばドリンクに早変わり。

ナツメ、高麗人参、カモミール、ルイボスなどとの配合で、香りもよく、飲みやすいドリンクとして、風邪気味の時のドリンク、夜寝る前の健康ドリンクとしての打ち出しがされています。

砂糖などの甘味料は配合していないものが多いのですが、はちみつなどを加えていただくと、寝る前のドリンクとしても、風邪気味の時の栄養補給としても、効果が高いのではと思われます。

また粉末なので、様々な料理のアレンジとしても使用できます。

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